USDJPYのプライスアクションで取引するスキャルピングEA – 評判・レビュー
- 逆張り系エントリー
- 利益確定10pips/ロスカットはなし
- 1トレードあたりのリスクが高い
USDJPYのプライスアクションで取引するスキャルピングEAの基本情報
価格 | ¥30,000(税込) |
時間足 | M15 |
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スキャルピング |
開発者 | タヌキファンド |
同開発者の他のEAレビュー | – |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
損切しないので、勝率やプロフィットファクタは非常に高い数値を示しますが、強力がトレンドが発生した際には一発で口座が吹き飛ぶリスクが高いEAとなります。
収益性・ドローダウンの評価
■2020/4/24時点
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2019/9/17 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/4/24 | 現在残高:¥1,438,288 |
運用ロットサイズ | 変動ロット運用 | |
期間 | 7ヶ月 | |
合計収益 | +¥438,288 | |
合計収益率 | +43.8% | |
月間利率(複利) | +5.3% | |
月間利率(単利) | 変動ロット運用のため表示なし | |
最大ドローダウン | 約27% | |
勝率 | 100.0% | |
総取引数 | 82回 |
残高は綺麗な右肩上がりの曲線になっていますが、有効証拠金(含み損益を反映した残高)のドローダウンが大きくなっており、残高と大きく乖離している点が気になります。
このような傾向はロスカットせずに、相場の戻りを待つタイプのEAに見られる傾向であり、負けトレードが少ない代わりに、1トレード当たりのリスクが大きいことを示しています。
現時点では勝率が100%となっており、ロスカットをした実績がありません。
お分かりのことと思いますが、これを負けないEAと勘違いしないようにしてください。負ける時はアカウントが再起不能なほど致命的な損失が発生する可能性があります。
取引分析-エントリー
「USDJPYのプライスアクションで取引するスキャルピングEA」はトレンドの方向とは特に関係なく逆張りでエントリーしていきます。
以下のMT4取引履歴チャートでは、逆張りでエントリーしている様子がお分かりいただけるかと思います。
■USDJPY 1時間足 白=BUY 赤=SELL
取引分析-決済
利益確定に関しては固定で10pipsとなっています。フォワードテストの勝ちトレードの全てが10pipsで決済されています。
一方、当EAは基本的にはロスカットはせずにエントリー方向に相場が反転して10pipsの利益が出るのを待ち続けます。
以下のMT4取引履歴チャートでは大きな含み損を許容しながら長時間ポジションをホールドしている様子が分かります。(オレンジ色の丸で囲った部分)
■USDJPY 1時間足 白=BUY 赤=SELL
販売ページ上での最大ロスカット値は1000pipsとなっています。
1000pipsは日本円に換算すると10円であり、最少の0.01ロットでも1000pipsの損失は約100万円相当になります。
つまり残高が100万円あったとしても、1000pipsのロスカットが発生するころには口座の残高は0になっているということです。
パラメータでロスカット値を設定できるようですが、パフォーマンスが下がる可能性がありますので結果は不透明です。
取引分析-取引頻度
平均すると2日に1回程度エントリーしている計算になります。
フォワードテスト環境
「USDJPYのプライスアクションで取引するスキャルピングEA」のフォワードテスト環境は「外為ファイネストデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
当EAに関しては利益確定値が10pipsに設定されており、そこまで小さい訳ではないので結果に大きな違いは出ないことが予想されますが、デモ口座でのフォワードテストとリアル口座の結果にズレが出る可能性については認識が必要です。
バックテストの結果
稼働期間 | 2000/1/3~ | 2019/9/9 |
236ヶ月 | ||
初期証拠金 | 1,000,000 | |
運用ロットサイズ | 変動ロット運用 | |
最終残高 | 1,465,605,194 | |
合計収益 | 1,464,605,194 | |
合計収益率 | 146560.5% | |
平均月利(複利) | 3.1% | |
平均月利(単利) | 変動ロット運用のため表示なし | |
最大ドローダウン(相対) | 45.6% | |
最大ドローダウン(金額) | 変動ロット運用のため表示なし | |
プロフィットファクタ | 99.97 | |
勝率 | 99.0% | |
総取引数 | 2451回 |
当EAに関しては取引の結果や内容自体にバックテストとフォワードテストで大きな差はありませんが、最大ドローダウンが50%近く発生している点には注意が必要です。
ロスカットしませんので、大きなロットサイズでの運用はリスクが高いです。ロットサイズはフォワードテストの設定よりも下げることはあっても、上げることはおすすめできません。
まとめ
「USDJPYのプライスアクションで取引するスキャルピングEA」はロスカットしない逆張り系のEAとなります。
勝率は高いですが、ロスカットしないため1トレードあたりのリスクは非常に大きくなります。
扱いづらいEAかと思いますので、あまりおすすめできるものではないかと思います。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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