ポジトレ USDJPY H4(EA)- 評判・レビュー
- グリッドトレードEA
- 非常に多くのポジションを抱える
- 収益率も高いが、リスクも高い
ポジトレ USDJPY H4の基本情報
ポジトレ USDJPYはグリッドトレードEAです。非常に多くのポジションを抱えることが特徴であり、収益率も高いですが、リスクも高いEAとなります。
価格 | ¥15,000(税込) |
時間足 | H4 |
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スイングトレード ポジショントレード |
開発者 | JAM |
同開発者の他のEAレビュー | – |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
収益性・ドローダウンの評価
■2020/3/18時点
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2019/2/27 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/3/12 | 現在残高:¥3,153,341 |
運用ロットサイズ | 【固定】0.05ロット | |
期間 | 12ヶ月 | |
合計収益 | +¥2,153,341 | |
合計収益率 | +215.3% | |
月間利率(複利) | +10.0% | |
月間利率(単利) | +17.9% | |
最大ドローダウン | 対初期残高95.0% | |
勝率 | 82.5% | |
総取引数 | 578回 |
※初期残高100万円、固定ロット運用における最大ドローダウン値は950,145円であり、初期残高に対するドローダウン値は95.0%となります。
1年間のフォワードテストで、残高は約3倍に成長しています。
収益率は高いと言えますが、最大ドローダウン値に目を向けると初期残高100万円、固定0.05ロットの運用で最大95万円のドローダウンが発生しています。
利益が積みあがった後で95万円のドローダウンが発生していますので無事のように見えますが、運用開始直後にこのドローダウンが発生していれば、口座はほぼ破綻していたことになります。
フォワードテストからもリスクの高さが伺えますので注意してください。
取引分析-エントリー
完全に逆張りでグリッドトレードをします。
初回エントリーから価格が逆行する度に追加ポジションをオープンしていきます。
マーチンゲールの手法は採用されていないため、追加ポジションのロットサイズは上がりません。フォワードテスト、バックテスト共にすべて0.05ロットでのエントリーとなっています。
追加エントリーの値幅は大体10pips以内となっており、最大ポジション数も100となっていますので、非常に多くのポジションを抱えることが特徴です。
以下のMT4取引履歴チャートでは、おびただしい数のポジションを抱えていることが分かります。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
これだけ多くのポジションを抱えると価格がポジションと逆に動き続けた場合には、非常に危険な状態になります。
一方で、一般的なグリッドトレードEAとは異なり、ポジトレ USDJPYは両建てでグリッドトレードをするという特徴があります。
上に掲載した取引履歴チャート画面では、買いポジションと売りポジションの両方をオープンしていることが分かります。
両建てポジションを持つことで、売りと買いの一方で損失が出ても、他方でカバーするということが可能となります。
ただし、両建でポジションでヘッジしたとしても、結果から判断してリスクの高いEAであることには変わりありません。
フォワードテスト環境
ポジトレ USDJPYのフォワードテスト環境は「外為ファイネストデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
グリッドトレード系のEAは基本的に逆張りエントリーしますので、むしろスリッページが有利に働くこともあり、デモ口座とリアル口座の違いに敏感ではないケースが多いです。
ただし、デモ口座のフォワードテストとリアル口座での稼働結果に差が出る可能性については認識が必要です。
バックテストの結果
稼働期間 | 2017/1/2~ | 2019/2/14 |
25ヶ月 | ||
初期証拠金 | 10,000 | |
運用ロットサイズ | 【固定】0.05ロット | |
最終残高 | 73,616 | |
合計収益 | 63,616 | |
合計収益率 | 736.2% | |
平均月利(複利) | 8.3% | |
平均月利(単利) | 25.4% | |
最大ドローダウン(相対) | 34.3% | |
最大ドローダウン(金額) | 18,449 | 対初期残高184.5% |
プロフィットファクタ | 15.60 | |
勝率 | 90.1% | |
総取引数 | 1152回 |
したがってバックテストの結果のみを妄信して、リアル口座で稼働させるのは危険であり、あくまで参考情報として活用するというスタンスが良いと思います。
ポジトレ USDJPYはバックテストでも高い収益率を示しています。
最大ドローダウンは34.3%と許容範囲のように見えますが、増えた残高ベースでのドローダウン値になることに注意してください。
初期残高10,000、固定0.05ロットでの運用で最大18,499のドローダウンが発生しています。つまり固定ロット運用で初期残高の2倍近いドローダウンが発生しています。稼働開始初期にこのドローダウンが発生していれば口座は余裕で破綻しています。
高い収益率ばかりに目が行ってしまいますが、危険性も認識すべきです。
ポジトレ USDJPY -まとめ
非常に多くのポジションを抱えるグリッド系EAです。
収益性は高いですが、取引手法およびフォワードテストやバックテストの結果からして一発で口座が破綻するリスクの高いEAであると言えます。
リスクを取ってギャンブルチックに高い利益を望むのであれば、利用してみても良いかもしれません。もしその場合は、残高が2倍になったら半分を出金するなどして、リスクを回避しながら運用されることをおすすめします。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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