Pips_miner_EA – 評判・レビュー
- アジアセッションでのスキャルピングEA
- 購入者が2000人を超える人気EA
- 取引手法のリスクは高くないが、収益率は低い
- フォワードテストはデモ口座のみ
Pips_miner_EAの基本情報
価格 | ¥29,400 (税込) |
時間足 | 15M |
通貨ペア | GBPUSD |
取引スタイル | スキャルピング |
最低レバレッジ | 25倍 |
開発者の「ねこ博士」は国内のEA開発者のなかでは有名な存在で、Pips_miner_EAの購入者も2000人を超えています。日本国内では最もメジャーなEAと言って良いでしょう。
メンイバージョンの対象ペアはGBPUSDの1ペアであり、スキャルピングEAでボラティリティの高いGBPUSDを対象としているのは珍しいです。
他にも「EUR/AUD版」や「snipe版(GBPUSD)」が存在しますが、当ページで紹介する通常版が現時点では一番結果は良いです。したがって、通常版に興味がわかなければ他のバージョンに関しては特にチェックする必要はないかと思います。
Pips_miner_EAの収益性・ドローダウンの評価
Pips_miner_EAのフォワードテストは綺麗な右肩あがりの曲線を描いています。
口座残高と有効証拠金の乖離もそこまで大きくはなく、大きな含み損を抱えるタイプのEAではないことも分かります。
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2018/4/1 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/1/31 | 現在残高:¥1,249,300 |
期間 | 21ヶ月 | |
合計収益 | +¥249,300 | |
合計収益率 | +24.9% | |
月間利率(複利) | +1.1% | |
最大ドローダウン | 8.4% |
Pips_miner_EAの取引分析
取引スタイルはアジアセッション(日本時間で朝6時頃~昼12時ごろ)でのスキャルピングです。
ポジションの平均保有時間は3時間程度となっています。
15分足で逆張りでエントリーします。アジアセッションはレンジ相場になりやすいという特徴がありますので、レンジ相場に乗ると利益が出ます。
以下の画像はうまくレンジ相場に乗った場合のトレードです。
■GBPUSD 15分足 白=BUY 赤=SELL
また、最初はポジションと逆の方向に価格が動いた後、価格が反転するとエントリー価格付近でポジションを閉じることが多いです(ブレイクイーブン)。
■GBPUSD 15分足 白=BUY 赤=SELL
ほとんどのトレードが10pips以内でクローズされますが、80~90pip程度の利益もしくは損失が発生することがあります。
■GBPUSD 15分足 白=BUY 赤=SELL
値幅80~90pipの損失が連続で発生した場合はアカウントのダメージは大きくなります。
したがってGOGOJUNの購入者レビューではコツコツドカン型(コツコツ利益を積み上げてドカンと負ける)であると言われていますが、実際には「コツコツトレードしながら、ドカンと勝つこともあれば、ドカンと負けることもある」という表現の方が合っているいるかと思います。
フォワードテスト環境
Pips_miner_EAのフォワードテスト環境はOANDA JAPANデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
Pips_miner_EA1はスキャルピング系のEAですので、デモ口座でもフォワードテストの結果と、リアル口座での結果が乖離する可能性については認識が必要かと思います。(良くも悪くも)
バックテストの結果
15年間の長期バックテストの結果では「『1万ドルからのスタート、Setting_MM_Percent=10%』で、
最終的には、純益が「約1億ドル(100万円→100億円)」との記載があります。
過去の相場に合わせて設定を変えればバックテストではいくらでも良い結果は出すことはでき、バックテストの結果は良くても、リアル口座では勝てないEAというのは山ほど存在します。
したがってバックテストの結果のみを妄信して、リアル口座で稼働させるのは危険です。
Pips_miner_EAの場合は、フォワードテストの期間が比較的長いのでフォワードの結果を参考に利用するかどうかの判断をされてはいかがでしょうか。
Pips_miner_EA
一発で口座が吹き飛ぶようなハイリスクな手法は採用されておらず、フォワードテストでも綺麗な右肩上がりの曲線を描いているので、一定の評価はして良いものと思います。
ただし、スキャルピング系EAですので取引環境によって結果が左右される点には認識が必要です。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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