Panda-A_M15_EURUSD (EA)- 評判・レビュー
- スキャルピングEA
- 取引手法、収益性は可もなく不可もなく
- フォワードテストはデモ口座
Panda-A_M15_EURUSDの基本情報
Panda-A_M15_EURUSDはEURUSDの1通貨ペアでスキャルピングするタイプのEAになります。
価格 | ¥25,000(税込) |
時間足 | M15 |
通貨ペア | EUR/USD |
取引スタイル | スキャルピング~ デイトレード |
開発者 | ぱんだー |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
収益性・ドローダウンの評価
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2019/8/1 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/2/14 | 現在残高:¥1,051,620 |
期間 | 6ヶ月 | |
合計収益 | +¥51,620 | |
合計収益率 | +5.2% | |
月間利率(複利) | +0.8% | |
最大ドローダウン | 8.9% | |
勝率 | 73.5% | |
総取引数 | 170回 |
ドローダウンも低く抑えられています。
取引分析-エントリー/エクジット
Panda-A_M15_EURUSDの販売サイトにはエントリーに6つのロジックを採用していると記載されています。
たしかにこのEAのエントリーポイントは様々です。
トレンドに対しては順張りで入るときもあれば、逆張りで入るときもあります。
以下の取引チャートでは比較的長く続いた下降トレンドにおいて買いエントリーで連続で仕掛けている一方、ところどころで売りエントリーしているのが分かります。
下降トレンドですが、買いポジションと売りポジションの両方で値幅は少ないながら勝ちトレードにしています。
■EURUSD 30分足 白=BUY 赤=SELL
また、ほぼ同時に、同一方向で同一ロットのポジションをオープンすることがありますが、クローズのタイミングは同時ではなく、時間をおいてクローズされます。最大の同時ポジション保有数は3つまでとなっています。
以下の取引チャートでは、3つのポジションを同時にオープンしたのち、時間をおいて順次決済していることが分かります。
■EURUSD 15分足 白=BUY 赤=SELL
このように同時にポジションをオープンする割合はそこまで高くありません。おそらくEA内部のロジックにより、エントリー精度が高いと判断した場面においてリスクを増やして、同一時刻に複数のポジションをオープンするものと思われます。
また、エクジットに関するロジックも様々なパターンがあるようですが、週末にポジションを持ち越さないというルールが採用されています。週末ポジションを持ち越さないことで、週明けの窓開けで大きな損失が出るリスクが回避されています。
エントリー/エクジットには複数のロジックが採用されているため、相場の状況にあわせて裁量判断を入れてEAを稼働させたり、止めたりする方にとっては少々扱いづらいかもしれません。
取引分析-決済値幅
決済値幅は様々ですが数pips~10pips程度で決済されることがほとんどとなります。ポジションの平均保有時間も2時間と短めです。
したがってPanda-A_M15_EURUSDはスキャルピングEAと位置付けて良いでしょう。
たまに20~30pipsの値幅での利益確定、もしくはロスカットが入る時がありますがあくまで頻度としては高くありません。
最大では60pips程度のロスカットが発生した実績がありますが、ここまで値幅が大きいのは稀なケースとなります。
取引分析-エントリー頻度
エントリー回数は平均すると1日に1回取引するかしないかのレベルになりますが、実際は同時に最大3つのポジションをオープンするため、エントリーポイントとしてはもっと少ない値になります。
1週間以上取引しない時もありますので、スキャルピング系EAですが実際の取引頻度は、それほど多くはありません。
フォワードテスト環境
Panda-A_M15_EURUSDのフォワードテスト環境は「外為ファイネスト デモ口座」となっています。
デモ口座の取引環境はリアル口座とは別物です。見た目の値動きは同じでも、スリッページや約定までのスピードなど約定面での差があります。
Panda-A_M15_EURUSDは10pipsより小さな値幅でポジションを決済することも多いため、リアル口座で稼働させた場合は得られる結果がズレる可能性がある点には理解が必要です。
バックテストの結果
稼働期間 | 2012/1/2~ | 2019/9/28 |
92ヶ月 | ||
初期証拠金 | 100,000 | |
最終残高 | 623,640 | |
合計収益 | 523,640 | |
合計収益率 | 623.6% | |
平均月利(複利) | 2.0% | |
最大ドローダウン | 35.5% | |
プロフィットファクタ | 1.53 | |
勝率 | 70.4% | |
総取引数 | 1935回 |
したがってバックテストの結果のみを妄信して、リアル口座で稼働させるのは危険です。
Panda-A_M15_EURUSDの場合は、バックテストの平均月利は2%となっていますが、リアル口座ではこれより小さい値になっています。
Panda-A_M15_EURUSDのまとめ
Panda-A_M15_EURUSDは複数の取引ロジックが採用されたEAですが、カテゴライズするとすれば逆張りスキャルピングEAになるかと思います。
他の同系統のEAに比べて特段優れている訳でもなければ、取り立てて批判すべき点もないという印象です。可もなく不可もなくです。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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