みんなのFX – 説明とレビュ―
みんなのFX概要
みんなのFXはトレイダーズ証券株式会社により運営されています。トレイダーズ証券は日本でいち早くFXのオンライン取引に対応した業者になります。
国内最狭水準のスプレッド、最少取引単位1,000通貨~可で、基本的なスペックとしては取引しやすい環境となっています。
国内業者では珍しくシステムトレードサービスを提供していることが特徴です。
また、スワップポイントも高めに設定されており、スワップ狙いのトレードができる点も魅力です。
国内業者最狭水準スプレッド
米ドル円(USDJPY):0.2銭
ユーロ米ドル(EURUSD):0.3pips
ユーロ円(EURJPY):0.4銭
ポンド円(GBPJPY):0.8銭
豪ドル円(AUDJPY)0.6銭
NZドル円(NZDJPY)1.0.銭
■取引手数料=なし
米ドル円(USDJPY)のスプレッドは他業者の同水準の0.2銭となっています。
一方、ユーロ米ドル(EURUSD)0.4pips:、ユーロ円(EURJPY)0.4銭の値を提示する他の業者多い中、みんなのFXは一段階低い水準となっています。
スプレッドに関して優位性のある業者と言って良いでしょう。
高金利通貨のスワップポイントが高い
みんなのFXでは高金利通貨のスワップがトップクラスに高い水準に設定されているため、スワップ狙いのトレードにおすすめです。
(2020年1月9日時点)
100,000通貨あたり1日120円
■メキシコペソ/円(買いスワップ)
100,000通貨あたり1日100円
■トルコリラ/円(買いスワップ)
10,000通貨あたり1日50円
またこれらの通貨ペアのスプレッドが低い水準となっている点も魅力です。
(2020/1時点)
メキシコペソ/円(MXNJPY):0.3銭
南アランド/円(ZARJPY):0.9銭
一方でドル円やユーロ円などのメジャー通貨のスワップは低めに設定されています。
システムトレードサービス「みんなのシストレ」あり
「みんなのシストレ」では様々な良い成績を収めているシステムのトレードをコピーできる機能になります。
特に人気を集めているのがメキシコペソ/円やトルコリラ/円などスワップのリピート系の注文になり、スワップと売買損益の両方で利益の獲得を目指せるものになります。
みんなのシストレのリピート注文は基本的には損切せずに相場の反転を待ちます。よって一方向に相場が動き続けると一気に残高が0になるような負け方をする可能性をはらんでいますのでハイリスクな商品である点には理解が必要です。
リピート系注文の他にも、ストラテジー供給者のトレードをコピーしたり、「テキストマイニングAI」と呼ばれるニュースやインジケーターを元に機械学習するシステムのトレードをコピーできます。
「テキストマイニングAI」によるトレードも利用者が多いですが、あまり良い成績を収めているとは言えません。
最少取引単位1,000通貨~可
みんなのFXの最少取引単位は1000通貨からとなっており、初心者でも始めやすくなっています。
一方、DMM FXやGMOクリック証券では10,000通貨からとなっていますので少々ハードルが高いと言えます。
取引ツール
■パソコン
⇒FXトレーダー
■モバイル
⇒FXトレーダー(モバイル)
24時間体制の最少取引単位サポート
メールおよび電話で24時間体制のサポートを受けることが可能です。
全額信託保全
みんなのFXへ預け入れたトレーダーの証拠金は、三菱UFJ信託銀行(三菱UFJフィナンシャル・グループ)によって信託保全されています。
みんなのFXの運営会社が倒産した場合には、トレーダーの資金は全額返済されますので万が一の事を考えると安心です。
(国内FX業者は全額信託保全が義務付けられています)
国内FX業者固有のリスク
■DD方式で不透明さが残る取引環境
国内FX業者の注文決済方式は基本的にDD(ディーリングディスク方式)となります。
DD方式ではトレーダーの注文をマーケットに流さないことがあるため「約定遅延・拒否」「不当なスリッページ」「不当なレートずらし」などを行う動機がある環境となります。全て業者がそうとは言えませんが、実際に事例が多々報告されています。
■追証あり(借金リスクあり)
トレードにおける最大のリスクは残高がマイナスになるような損失を被り、借金を抱えることです。
国内FX業者は法規制によりトレーダーのマイナス残高を補填できません。つまりトレーダーは借金を抱えるリスクがあります。
■25倍のレバレッジ制限
国内FX業者は規制により25倍のレバレッジしか提供できません。レバレッジが高いこと自体が危険と批判されますがそれは間違いで、リスク管理の問題です。柔軟な取引という点ではレバレッジが高い方がドローダウンに耐えることができるので有利と言えます。
■海外FX業者との違い
上に挙げた国内業者と比較して海外業者では以下のようになっています。
- NDD(ノーディーリングディスク)のクリーンな決済環境が主流
- 顧客のマイナス残高を補填する0カット(借金リスクなし)が主流
- レバレッジは最大200倍~1000倍が一般的
- 完全日本語対応/日本人スタッフによる手厚いサポートがある業者が多い
国内業者のスプレッドは狭いですが、DD方式だからこそ実現できるものであり、特にメリットとは言い難いです。
取引プラットフォームやボーナスの面でも総合的には海外業者の方が優れているのが現状です。
みんなのFXまとめ
みんなのFXはスプレッドが業界最狭水準となっており、ユーロ米ドル、ユーロ円などのペアでは他業者の標準値よりも優位な値になっています。
また、高金利通貨のスワップが業界でトップクラスに設定されており、スワップ狙いのトレードにもおすすめです。
「みんなのシストレ」でシステムトレードのコピーサービスを提供していますが、リピート系のシステムはリスクも高いため注意が必要です。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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