ロンドンは午前7時(EA)- 評判・レビュー
- ロンドン時間午前7時ごろにエントリーするユニークなEA
- スキャルピング系EA
- 1トレードあたりのリスクは低い
ロンドンは午前7時(EA)の基本情報
価格 | ¥19,800税込) |
時間足 | M15 |
通貨ペア | EUR/USD |
取引スタイル | スキャルピング |
開発者 | まねきねこ |
同開発者の他のEAレビュー | |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
複雑なインジケータは使用せず、単純な特定時間におけるプライスアクションの習性を利用したユニークなEAとなります。
収益性・ドローダウンの評価
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2019/8/1 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/2/14 | 現在残高:¥1,020,794 |
期間 | 6ヶ月 | |
合計収益 | +¥20,794 | |
合計収益率 | +2.1% | |
月間利率(複利) | +0.3% | |
月間利率(単利) | +0.3% | |
最大ドローダウン | 0.7% | |
勝率 | 63.1% | |
総取引数 | 187回 |
※初期残高100万円、固定ロット運用における最大ドローダウン値は6,683円であり、初期残高に対するドローダウン値は0.7%となります。
フォワードテスト開始からまだ時間が経過していませんが、今のところはトータルで利益が出ています。
ドローダウンも低い値になっていますので、バックテストなどを参考にしてロットサイズを上げてトレードするという判断もありかもしれません。
取引分析-エントリー
販売ページの説明では少々分かりづらいですが、取引履歴を確認するとトレードロジックは以下のようになっているものと思われます。
■ロンドン時間で午前7時前後(サーバー時間で9時前後)になった時に、ロンドン時間午前6時台(サーバー時間午前8時台)のローソク足の高値・安値と現在の価格を比較して、高値の方に近ければ売りエントリー、安値の方に近ければ買いエントリーする。つまり逆張りエントリー。
■EURUSD 1時間足 白=BUY 赤=SELL
このようにEAはネーミングのとおりロンドン時間の午前7時ごろに、直近1時間前の高値・安値の情報を元にエントリーするという特性があります。
取引分析-エクジット
利益確定に関しては、10pips以内で執行されることがほとんどです。
ロスカットに関しては、10pips以内で執行されることもあれば、20pips台後半で執行されることもあるため状況によります。
現時点ではロスカット幅が30pipsを超えたことがないので、損小利大とまではいきませんが、細かくロスカットが入るタイプのEAと捉えて良いでしょう。
またポジションは3~4時間以内でクローズされることがほとんどで、5時間を超えてポジションをホールドすることはありません。
取引分析-取引頻度
1日1回、ロンドン時間の午前7時ごろにエントリーします。したがって基本的には毎日1回トレードします。
フォワードテスト環境
「ロンドンは午前7時」のフォワードテスト環境は「OANDA JAPANデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
「ロンドンは午前7時」に関しては決済値幅の小さいスキャルピングEAという特性もありますので、デモ口座でのフォワードテストとリアル口座での結果が乖離する可能性がある点については認識が必要です。
バックテストの結果
稼働期間 | 2005/1/10~ | 2019/4/19 |
171ヶ月 | ||
初期証拠金 | 1,000,000 | |
運用ロットサイズ | 【固定】1.0ロット | |
最終残高 | 7,585,637 | |
合計収益 | 6,585,637 | |
合計収益率 | 758.6% | |
平均月利(複利) | 1.2% | |
平均月利(単利) | 3.9% | |
最大ドローダウン(相対) | 35.6% | |
最大ドローダウン(金額) | 407,239 | 対初期残高40.7% |
プロフィットファクタ | 1.27 | |
勝率 | 66.0% | |
総取引数 | 3054回 |
したがってバックテストの結果のみを妄信して、リアル口座で稼働させるのは危険であり、あくまで参考情報として活用するというスタンスが良いと思います。
フォワードテストは残高100万円に対して固定0.1ロット運用となっていますが、バックテストでは残高100万円に対して固定1.0ロット運用となっています。
よって、バックテストの方が利益率も最大ドローダウンも10倍になると仮定することができます。
バックテストでは固定ロット運用で最大40万円程度のドローダウンが発生していますので、初期残高100万円に対しては約40%となります。
比較的大き目のドローダウンを許容するのではれば、残高が増えるにつれてロットサイズを上げてトレードする(複利運用する)のも可能かと思われます。
ロンドンは午前7時-まとめ
特定時間の値動きの特徴を生かして、トレードするシンプルかつユニークなEAであり、今後の結果が楽しみではあります。
フォワードテスト、バックテスト共にロットサイズが固定されていますので、複利計算した平均月利は低くなりますが、バックテストは単利計算ベースですとそこまで悪い結果ではないかと思います。
残高に応じてロットサイズを上げながら運用するのではあれば、そこそこの利益は期待できるのではないでしょうか。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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