レバレッジセオリー(EA)-評判・レビュー
- マーチンゲール系EA
- 買いエントリーのみ
- バックテストのドローダウン率高い
レバレッジセオリー(EA)の基本情報
価格 | ¥17,000(税込) |
時間足 | M5 |
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スキャルピング~デイトレード |
開発者 | MK |
同開発者の他のEAレビュー | – |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
ロスカットを入れずに稼働するため、1トレードあたりのリスクが高いEAとなります。負ける時はアカウントが吹き飛ぶような負け方をする点は認識が必要です。
収益性・ドローダウンの評価
■2020/4/24時点
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2019/5/16 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/4/24 | 現在残高:¥1,226,026 |
運用ロットサイズ | 初期0.1ロット~マーチンゲール | |
期間 | 11ヶ月 | |
合計収益 | +¥226,026 | |
合計収益率 | +22.6% | |
月間利率(複利) | +1.9% | |
月間利率(単利) | +2.1% | |
最大ドローダウン | 対初期残高11.4% | |
勝率 | 85.2% | |
総取引数 | 127回 |
※初期残高100万円、固定ロット運用における最大ドローダウン値は114,803円であり、初期残高に対するドローダウン値は11.4%となります。
フォワードテスト開始から約1年を経過してまずまずの成績を残しています。
ただ、収益曲線のグラフでは残高と有効証拠金(含み損益を反映したもの)との乖離が大きくなっており、ロスカットせずに稼働するタイプのEAであることが分かります。
収益率を上げるためにロットサイズを上げるのは危険ですのでおすすめできません。
取引分析-エントリー/決済
トレンドの方向とは関係なく、逆張りで買いエントリーのみを入れていきます。売りエントリーすることはありません。
以下のMT4取引履歴チャートでは上昇トレンド、下降トレンドに関係なく、買いエントリーしている様子が分かります。
■USDJPY 4時間足 白=BUY 赤=SELL
エントリーしてから約10pips程度の利益が出た場合は、そのまま利益確定します。
一方、エントリー後も価格が下落した場合はロットサイズを上げた、追加エントリーを行います。つまりマーチンゲールタイプのEAということになります。
以下のMT4取引履歴チャートでは、追加ポジションをオープンしている様子が分かります。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
取引分析-ナンピン幅
追加エントリー(ナンピン)するまでの値幅は状況によって異なるため一概には言えません。
150pipsと大きな値幅で追加エントリーすることもあれば、20pipsと小さい場合もあります。
急激な値動きの場合はナンピン幅を広く、逆に値動きが小さい場合はナンピン幅を狭くしているように見えます。
販売ページに記載されている最大ポジション数は5つまでとなっていますが、ナンピン幅が比較的広く設定されていますので2ポジションでクローズすることが多いです。
ただ、相場が下落を続けた場合は5つのポジションを持つことがあります。以下のMT4取引履歴チャートでは5つのポジションを保有している様子が分かります。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
取引分析-ロットサイズ増加率
レバレッジセオリーのフォワードテストのロットサイズ増加率は以下のようになっています。
0.1⇒0.2⇒0.3⇒0.4⇒0.5
このように0.1ロットづつロットサイズが増加していきます。
したがって最大5ポジションとなった場合のロットサイズは1.5ロットとなります。
ロットサイズを上げたポジションをオープンすることで、比較的小さな価格の反転でも利益につなげることができる可能性が増えますが、その分リスクも上がります。
フォワードテスト環境
レバレッジセオリーのフォワードテスト環境は外為ファイネストデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
レバレッジセオリーの場合は、値幅の小さいスキャルピング系のEAではないため、デモ口座とリアル口座の違いに敏感ではなく、結果は大きく変わらないことが予想されます。
バックテストの結果
稼働期間 | 2007/1/1~ | 2018/12/31 |
143ヶ月 | ||
初期証拠金 | 1,000,000 | |
運用ロットサイズ | 初期0.1ロット~マーチンゲール | |
最終残高 | 5,225,029 | |
合計収益 | 4,225,029 | |
合計収益率 | 522.5% | |
平均月利(複利) | 1.2% | |
平均月利(単利) | 3.0% | |
最大ドローダウン(相対) | 78.0% | |
最大ドローダウン(金額) | 914,219 | 対初期残高91.4% |
プロフィットファクタ | 1.74 | |
勝率 | 81.6% | |
総取引数 | 3038回 |
レバレッジセオリーのバックテストで注意すべきなのは大きなドローダウンが発生しているという点です。
相対ドローダウン(その時の残高比)は80%近い値を示し、初期残高比では90%以上のドローダウンが発生しています。非常にリスクの高い状態になっていると言えるでしょう。
一方で収益率に関してもそこまで高い値とは言えません。
取っているリスクに対して、見合ったリターンがないように思います。
レバレッジセオリー(EA)まとめ
買いエントリーのみを行うマーチンゲールEAです。
フォワードテストではまずまずの結果が出ていますが、バックテストでは大きなドローダウンが発生しています。
リスクは大きいにも関わらず、収益率はさほど高くはありません。
個人的にはあえてこのEAでリスクを取る必要はないかと思います。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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