Legato USDJPY(EA) – 評判とレビュー
- 王道のトレンドフォロー系のEA
- 1トレードあたりのリスクは低い
Legato USDJPYの基本情報
Legato USDJPYは王道のトレンドフォローロジックでスキャルピングするタイプのEAです。
価格 | ¥21,800(税込) |
時間足 | 5M |
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | スイングトレード~デイトレード |
開発者 | Kei |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
収益性・ドローダウンの評価
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2018/5/24 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/2/14 | 現在残高:¥1,099,590 |
期間 | 20ヶ月 | |
合計収益 | +¥99,590 | |
合計収益率 | +10.0% | |
月間利率(複利) | +0.5% | |
最大ドローダウン | 14.9% | |
勝率 | 50.0% | |
総取引数 | 364回 |
デモ口座とはいえ、2年近くフォワードテストに耐えていること自体は一定の評価をして良いと思います。
しかしながら、約20か月運用で残高の成長率は10%台となっていますが、ドローダウンも2万円台に抑えられています。
現在は残高100万円に対して、0.1ロットで運用されていますが、バックテストやフォワードテストのドローダウン値を参考にロットサイズを上げて、利益率の向上を狙うのもありかと思います。
取引分析-エントリー/エクジット
Legato USDJPYはトレンドの方向に対してのみポジションをオープンしていきます。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
販売ページには「EAをセットするのは5分足だが、上位タイムフレームである4時間足と1時間足のヒストリカルデータもMT4にいれておくように」との記載があります。
4時間足と1時間足でトレンドの方向性を判定して、5分足の動きを元にエントリーしているのでしょう。
実際のエントリーポイントを見ると、トレンド発生後の押し目でうまくエントリーしているトレードが良く目につきます。まさに王道のエントリーロジックと言えるでしょう。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
一方で、トレンドフォロー系のEAはトレンドの転換点やレンジ相場に弱いという特徴があります。トレンドの転換点やレンジ相場において、ポジションとは価格が逆行した際にポジションをむやみにホールドする場合は、「コツコツドカン型(小さな利益を一回の負けで吹き飛ばす)」EAを疑うべきです。
しかし、Legato USDJPYの場合は、価格が逆行するとロスカットが入りますので、コツコツドカンをそこまで心配する必要はないかと思います。
以下の画像はレンジに近い相場でロスカットが多く発生している局面です。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
Legato USDJPYの場合は約2年間のフォワードテストでトータルで利益が出ていますので、エントリー/エクジットのロジックに関しては一定の評価をして良いものと思います。
取引分析-決済値幅
勝ちポジションの場合は大体10~30pips程度で決済され、たまに40~60pips程度勝つ場合もあります。
負けポジションの場合でも、10~30pip程度でロスカットされます。ロスカットの値は最大でも約30pips程度です。40pipsを超える負けは今のところありませんので、しっかりロスカットを入れるタイプのEAです。
取引分析-危険性とリスク
Legato USDJPYはナンピンやマーチンゲール等の手法は採用されていないため、一気に口座残高が吹き飛ぶような負け方をするタイプのEAではありません。
また、比較的こまめにロスカットしますので、コツコツ積み上げた利益を一度の負けトレードで吹き飛ばすということもありません。
フォワードテスト環境
Legato USDJPYのフォワードテスト環境は「OANDA JAPANデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
Legato USDJPYは決済値幅が10~30pipsとそこまで狭い訳ではないので、過度に心配する必要はないかと思いますが、稼働環境で結果が異なる可能性には認識が必要です。(良い方向にも悪い方向にも結果がブレます)
バックテストの結果
バックテストの結果はリアル口座での結果とは何ら関係がないので注意してください。過去の相場に合わせて設定を変えればバックテストではいくらでも良い結果は出せます。
バックテストの結果は良くても、リアル口座では勝てないEAというのは山ほど存在します。
稼働期間 | 2005/1/10~ | 2018/2/21 |
157ヶ月 | ||
初期証拠金 | 1,000,000 | |
最終残高 | 1,899,990 | |
合計収益 | 899,990 | |
合計収益率 | 190.0% | |
平均月利(複利) | 0.4% | |
最大ドローダウン | 5.4% | |
プロフィットファクタ | 1.24 | |
勝率 | 47.6% | |
総取引数 | 3277回 |
Legato USDJPYの場合は勝率や平均月利がフォワードテストと近似しているため、過大広告するためにバックテストを改ざんしているようなことはないかと思います。
利小損大であっても高い勝率でトータルで勝ち越しを狙うEAが多いなか、Legato USDJPY勝率が50%程度で全体で勝ち越しています。すなわちコツコツドカン型のEAではありません。
バックテストでもドローダウンは少なくなっていますので実際の運用時のロットサイズを調整しても良いかと思います。
Legato USDJPYまとめ
王道のトレンドフォローロジックでスキャルピングするタイプのEAです。販売ページに記載されているように裁量トレードでも人気の高いトレンドの押し目でエントリーしていきます。
損失ポジションを放置せず、最大でも約30pipsでロスカットする点も良い部分かと思います。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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