Leap【飛躍】(EA)-評判・レビュー
- トレンドフォロー型
- トレンド方向へのブレイクアウトでエントリー
- 小さい値幅を狙うスキャルピングEA
Leap【飛躍】(EA)の基本情報
価格 | ¥25,000(税込) |
時間足 | M15 |
通貨ペア | USD/JPY, EUR/JPY, EUR/USD, GBP/USD, |
取引スタイル | スキャルピング |
開発者 | NRS北海道株式会社 |
同開発者の他のEAレビュー | – |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
トレンドのレジスタンスラインのブレイクアウトで仕掛けるという特徴があります。
また、GOGOJUNに販売されている国内EAは単一通貨ペアのみ対応のものが多いなか、複数の通貨ペアに対応している点も特徴と言って良いでしょう。
収益性・ドローダウンの評価
■2020/4/17時点
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2020/1/13 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/4/17 | 現在残高:¥1,108,834 |
運用ロットサイズ | 【固定】0.1ロット | |
期間 | 3ヶ月 | |
合計収益 | +¥108,834 | |
合計収益率 | +10.9% | |
月間利率(複利) | +3.5% | |
月間利率(単利) | 変動ロット運用のため表示なし | |
最大ドローダウン | 対初期残高4.8% | |
勝率 | 67.3% | |
総取引数 | 52回 |
2020年に入ってからのフォワードテスト開始とまだ時間があまり経過していませんが、現時点ではまずまずの成績を残しています。
取引分析-エントリー
Leap【飛躍】の基本戦略はトレンドフォローのブレイクアウト戦略となります。
以下のMT4取引履歴チャートではトレンドの方向にのみエントリーしていることが分かります。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
一般的なトレンドフォロー型のEAはトレンドの押し目でエントリーしていくことが一般的です。
以下のMT4画像はトレンドフォロー型EAの代表格である「一本勝ち」のトレードの様子ですが、下降トレンドの押し目にあたるトレンドライン付近でエントリーしていることが分かります。
■一本勝ち USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
一方で、Leap【飛躍】の場合はトレンドの方向にエントリーすることに変わりはありませんが、押し目ではなく、トレンドのレジスタンスラインのブレイクアウトの瞬間を狙ってトレードするEAになります。この点は他の一般的なトレンドフォロー型のEAと違う点になります。
以下のMT4取引履歴チャートでは上昇トレンドのレジスタンスラインのブレイクで仕掛けていることが分かります。
■USDJPY 1分足 白=BUY 赤=SELL
またトレンドの方向に前回の高値安値のブレイクを狙ってしかけている場合もあります。
エントリーのロジックには3種類のブレイクアウト戦略が採用されているようですので、高値安値のブレイクアウト戦略も採用されているものと思われます。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
ブレイクアウト戦略が採用されたEAの弱点はレンジ相場に巻き込まれると負けが続くことになりますが、Leap【飛躍】の場合は小さなpips幅をターゲットにしていることもあり、レンジ相場で負けが続くという場面は今のところありません。
取引分析-エクジット
利益確定に関しては10pips程度もしくはそれ以下で決済されることがほとんどです。したがって値幅の狭いスキャルピングEAと言えます。
一方でポジションが含み損を抱えた場合や、最初はエントリーの方向に価格が動いた場合に関しては、ブレイクイーブンでポジションをクローズしようとします。
ブレイクイーブンとは損益が0となるライン、すなわちエントリーポイントまで価格が戻ったタイミングでポジションをクローズすることを言います。
損失を発生させずにトレードを終えることができるというメリットもありますが、ロスカットせずにエントリーポイントまで価格が戻るまで待つため、ロスカット幅を大き目に取る必要があります。
したがって、大き目のロスカット入る可能性については認識が必要です。
以下のMT4取引履歴チャートでは画面の右側で40pipsの大き目のロスカットが入っている様子が分かります。
■USDJPY 30分足 白=BUY 赤=SELL
フォワードテスト環境
Leap【飛躍】のフォワードテスト環境は「OANDA JAPANデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
特にLeap【飛躍】の場合は10pipsもしくはそれ以下の小さい値幅で利益確定する傾向があり、またブレイクイーブンも採用されていますので、デモ口座とリアル口座で結果が異なる可能性がある点は認識が必要です。
バックテストの結果
稼働期間 | 2009/1/2~ | 2019/12/31 |
131ヶ月 | ||
初期証拠金 | 1,000,000 | |
運用ロットサイズ | 変動ロット | |
最終残高 | 9,118,312 | |
合計収益 | 8,118,312 | |
合計収益率 | 911.8% | |
平均月利(複利) | 1.7% | |
平均月利(単利) | 変動ロット運用のため表示なし | |
最大ドローダウン(相対) | 8.9% | |
最大ドローダウン(金額) | 変動ロット運用のため表示なし | |
プロフィットファクタ | 1.66 | |
勝率 | 89.5% | |
総取引数 | 4987回 |
フォワードテストの結果も確認しながら、使用を検討されることをおすすめします。
Leap【飛躍】のまとめ
トレンドフォロー型のEAですが、ブレイクアウトを狙うという点がLeap【飛躍】の特徴となります。
フォワードテスト、バックテストの結果もまずまずですので、利用を検討されても良いかと思います。
ただし、現時点での結果やバックテストを妄信するのではなく、フォワードテスト開始からまだあまり時間が経過していないことや、小さな値幅を狙うEAであるためリアル口座での結果がデモ口座でのフォワードテストとズレる可能性がある点など不透明な要素があることを把握された上で利用すべきかと思います。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
↓ 知らないと100%損!トレードコスト(スプレッド&取引手数料)を大幅に圧縮する方法 ↓
