一本釣り ドル円(EA)- 評判・レビュー
- トレンドフォローのデイトレード系EA
- 決済値幅は比較的広め
- レンジ相場には弱い可能性が高い
一本釣り ドル円の基本情報
価格 | ¥19,800税込) |
時間足 | M5 |
通貨ペア | USD/JPY |
取引スタイル | デイトレード |
開発者 | cowpanda |
同開発者の他のEAレビュー | 堅牢君 ユロ円 |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
収益性・ドローダウンの評価
■2020/3/8時点
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2020/2/18 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/3/8 | 現在残高:¥1,376,100 |
運用ロット | 固定1.0ロット | |
期間 | 1ヶ月 | |
合計収益 | +¥376,100 | |
合計収益率 | +37.6% | |
月間利率(複利) | +37.6% | |
月間利率(単利) | +37.6% | |
最大ドローダウン | 2.7% | |
勝率 | 92.9% | |
総取引数 | 187回 |
※初期残高100万円、固定1.0ロット運用における最大ドローダウン値は27,200円であり、初期残高に対するドローダウン値は2.7%となります。
フォワードテスト開始からまだ時間が経過していませんが、現時点では良い結果が出ています。
利益率は高い値となっていますが、バックテストの平均月利(単利)は12.3%となっています。
仮にバックテストどおりの結果が期待できるとすれば、長期的にはこれくらいの数値に収まっていくのではないかと思います。
ドローダウンに関しては、現段階では稼働期間が短く、損失トレードが少なすぎるので何も言えません。
ただし、初期残高100万円に対して1.0ロットで運用されていますので、利益率が高くなる代わりにドローダウンも比較的大きくなる可能性があるという点には注意してください。
バックテストでは初期残高100万円、1.0.ロット運用で最大45万円のドローダウンが発生しています。口座が破綻するほどのものではありませんが、ドローダウンは比較的大きいです。
利用者の方は、利益率も下がりますがもう少しロットサイズを下げてトレードした方が安全かもしれません。
取引分析-エントリー
一本釣りはUSDJPYトレンドフォロー型のEAであるため、トレンドの方向にエントリーしていきます。
以下のMT4取引履歴チャートではトレンドの方向にエントリーしていることが分かります。
■USDJPY 1時間足 白=BUY 赤=SELL
エントリーポイントを細かく見るとトレンドの押し目でエントリーしていることが分かります。
■USDJPY 1時間足 白=BUY 赤=SELL
ただ、押し目とは言っても、トレンドライン付近まで価格が戻るまで待つのはなく、比較的戻りが浅い段階でエントリーしていきます。
戻りが浅い段階でエントリーするとトレンドに乗り損ねないというメリットがある反面、相場が反転した際にロスカットにあいやすくなるというデメリットもあります。
人の目で見るともう少し相場が戻るをを待った方が良いのでは?と感じるかもしれませんが、どちらが良いとは一概には言えません。
取引分析-エクジット/値幅
利益確定に関しては、20~30pipほどで決済していきます。利益確定の値幅は比較的広いと言えるでしょう。スキャルピング系のEAではありません。
一方でロスカットに関してはまだフォワードテストから期間が経過していないため不透明です。
約30pipsでロスカットが入っていることもありますが、今後についてはさらに大きな損失が発生するのか、それとも大体30pip程度でロスカットが入るのかは分かりません。
ただ、バックテストの勝率が60%とそこまで高くないことを考慮すると、1トレードで非常に大きなロスカットが入るのではなく、利益確定値幅とそこまで変わりない値でロスカットしていくものと思われます。
取引分析-取引頻度
トレンド相場では比較的、ポジションを積極的にオープンしている印象を受けます。
ただ、レンジ相場が到来した際にどのようにエントリーするかは不透明です。
一本釣りはトレンドフォロー型であり、価格の戻りが浅い段階でエントリーするという特徴がありますのでレンジ相場には弱いものと思われます。
レンジ相場でエントリーを回避できれば問題ありませんが、レンジ相場でもエントリー回数が多くなるようならロスカットが多発します。
したがって、一本釣りの懸念事項はレンジ相場が長期間続いた時にどのような挙動をするのかという点になるかと思います。
バックテストを結果を参考にするなれば、長期間トータルで利益は出ていますので、ある程度は耐えられるかと思います。
フォワードテスト環境
「ロンドンは午前7時」のフォワードテスト環境は「OANDA JAPANデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。(良い方向にも悪い方向にもブレが出る可能性がある)
一本釣り ドル円の場合は、決済値幅が比較的広いので、結果が大きく変わることはないと想定されますが、デモ口座でのフォワードとリアル口座の結果が異なる可能性については事前に認識しておいた方が良いでしょう。
バックテストの結果
稼働期間 | 2010/1/4~ | 2019/12/30 |
119ヶ月 | ||
初期証拠金 | 10,000 | |
運用ロットサイズ | 【固定】1.0ロット | |
最終残高 | 156,045 | |
合計収益 | 146,045 | |
合計収益率 | 1560.5% | |
平均月利(複利) | 2.3% | |
平均月利(単利) | 12.3% | |
最大ドローダウン(相対) | 13.6% | |
最大ドローダウン(金額) | 4,539 | 対初期残高45.4% |
プロフィットファクタ | 1.27 | |
勝率 | 60.2% | |
総取引数 | 2257回 |
したがってバックテストの結果のみを妄信して、リアル口座で稼働させるのは危険であり、あくまで参考情報として活用するというスタンスが良いと思います。
単利計算した平均月利は12%と比較的高い値となっています。
初期残高100万円、1ロット固定運用で最大で45万円ほどのドローダウン発生履歴がありますので、最大でこの程度のドローダウンは見込んでおいた方が良いでしょう。
バックテストで少々気がかりなのはテスト期間が2010年から約10年程度となっている点です。
2000年代の前半からバックテストする業者が多いなか、少々バックテストの期間が短い気がします。理由は分かりませんが結果が良い部分だけを抜粋しているという可能性が無い訳ではありません。
一本釣りまとめ
トレンドフォローの押し目エントリーという王道のロジックが採用されたEAです。
利益率は高くなっていますが、リスクを取って比較的大きなロットサイズで運用されているという点は認識しておいてください。その分ドローダウンも大きくなります。
ただ、口座が破綻するようなドローダウンはバックテストでもフォワードテストでも発生していませんので、比較的大き目の利益率を期待して利用を検討されてみても良いかもしれません。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
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