iFOREX(アイフォレックス) – 説明とレビュー
iFOREXの概要-一攫千金トレードに最適?
現在メジャーになっているブローカーは2000年代に運営を開始した業者が多いですが、iFOREXは1996年に運営を開始しており、海外FX業者のなかではかなり運営歴の長い部類に入ります。
iFOREXは一攫千金を狙った投機的トレードの最適業者と紹介されることが多く、iFOREXで一攫千金を狙うトレーダーは「アイフォ戦士」などと呼ばれることがあります。
他ブローカーと比較
iFOREXがギャンブル要素が強い投機的トレードの最適業者とされる理由は以下のとおりなります。
- ロスカット水準0%
- レバレッジ400倍
- 0カット(追証なし)
- 100%入金ボーナス
これらの条件を単純に他ブローカーと比較すると「ロスカット水準0%」を除いては、一見iFOREXに特に優位性はないように見えます。
■0カット(追証なし)
⇒海外FX業者では一般的
■最大レバレッジ
⇒XMは888倍、Bigboss555倍、LAND-FX500倍、AXIORY400倍、Tradeview400倍となっており、レバレッジ400倍は優位性があるように見えない。
■100%入金ボーナス
⇒XMの上限50万円、LAND-FXの上限50万円であるなか、iFOREXの上限は10万円と金額が小さい。
iFOREXの優位性
上記で他ブローカーのレバレッジを紹介しましたが、あくまで最大レバレッジであり、証拠金やロットサイズが大きくなるほど、レバレッジが下がるブローカーが多い点には注意が必要です。
その点、iFOREXのレバレッジは残高など関わらず400倍で固定なのは有利な点です。
また、0カット(追証なし)に条件がないのも良い点と言えます。
強制ロスカット水準0%の魅力とは?
強制ロスカットの仕組み
iFOREXの特徴である強制ロスカット水準0%について解説しておきます。
FXではポジションを保有している時に、証拠金維持率(%)という数値が以下の計算式で算出されます。
①証拠金維持率=②有効証拠金 ÷ ③必要証拠金
③・・・必要証拠金:lotサイズ×通貨数(海外FXでは基本100,000)×現在レート ÷ レバレッジ ※③は保有ホジションの合計値
証拠金維持率が一定の水準を下回ると、強制的のポジションがクロ―ズされる仕組みになっており、この一定の水準が強制ロスカット水準と呼ばれるものです。
強制ロスカット水準の設定値が低ければ低いほど、ロスカットされずにポジションを持ち続け、価格が反転して利益が出る方向に向かうのを待てますので、一攫千金型の投機的トレードには有利と言えます。
強制ロスカット水準は海外FX業者であれば20%~50%程度に設定されるのが一般的です。
そんななか、iFOREXの強制ロスカット水準は0%となっているため、最も良い条件と言えます。
iFOREXでは理論上は残高が0になるまで強制ロスカットが入りません。
レバレッジが変動しないことの優位性
計算式が少々複雑ですが、口座のレバレッジが高ければ高いほど、証拠金維持率も高くなります。
したがって、どれだけロスカットされずにポジションを持ち続けることができるかは、強制ロスカット水準だけでなくレバレッジの条件にも左右されます。
iFOREXのレバレッジが1000倍などの最高水準に設定されているのであれば、文句なしに投機的トレードに最も適した業者と言えますが、実際には400倍であり、さらにレバレッジが高い業者もあります。
ただし、最大レバレッジは高くても、残高が数百万単位などと大きい場合に適用レバレッジが下がるFX業者も多い点には注意してください。
その点、iFOREXのレバレッジが400倍で固定というのは良い点と言えます。
数千万円単位を狙った投機的トレードに挑戦するなら、やはりiFOREXが良い選択になるでしょう。
並み程度の取引コスト
海外FX業者には複数のアカウントタイプを準備している業者が多いですが、iFOREXのアカウントタイプは1つのみになります。
■iFOREXの取引コスト
・スプレッド:平均0.9pips(EURUSD、USDJPYの場合)
・取引手数料:なし
低取引コストのブローカーと比較してみると以下のとおりとなります。
■EURUSD
Tickmill:約0.60pips
Axiory:約0.75pips
TradeView :約0.8pips
iFOREX:約0.9pips
■USDJPY
TradeView:約0.75pips
Tickmill:約0.8pips
iFOREX:約0.9pips
Axiory:約0.9pips
そこまで取引コストに関しては有利な訳ではありません。
決済方式はディーリングディスク方式
ディーリングディスク方式ではトレーダーからの注文をマーケットに流がして決済しているように見せかけて、実際には注文を流さない(いわゆる注文を飲む)ことがあります。このような方式では、「トレーダーの損失=FX業者の利益」「トレーダーの利益=FX業者の損失」という構図が成り立つため、FX業者は意図的に約定遅延、約定拒否、スリッページなどの価格操作などの不正を行う動機が生まれてしまう環境と言えます。
ディーリングディスク方式が全て悪であり、絶対損をするという訳ではありませんが、透明性が高い取引環境とは言えないのが実情です。
MT4やMT5が利用できない
海外FX業者では世界標準の取引プラットフォームであるMT4やMT5を採用していることが一般的ですが、iFOREXではMT4・MT5が採用されておらず、独自プラットフォームである『FXnetTrader』しか利用できません。『FXnetTrader』の評判も悪くはありませんが、EAを利用した自動売買などは実質的に不可能となります。
iFOREXは決済方式がディーリングディスク方式の可能性が高く、システム(EA)を利用した高速売買などをされると具合が悪いため、MT4やMT5を採用していないのかもしれません。
スキャルピング取引禁止
iFOREXではスキャルピング取引が禁止されています。つまり、1日に何回も売買を繰り返すような取引は規約違反となります。
最悪のケースでは、口座凍結などのリスクがありますので注意が必要です。
既に記載したとおり、そもそもiFOREXは取引コストが低い訳ではなく、約定力も特段優れている訳でもないことを考慮すると、わざわざiFOREXでスキャルピングをするメリットはないかと思われます。
日本語サポートあり
日本人スタッフによる、日本語でのサポートを受けることができます。問い合わせの方法はメール、ライブチャット、電話など豊富な方法があります。
日本語サポートの面に関しては安心感のあるブローカーと言えます。
安心の0カット(追証なし)採用
iFOREXでは0カット(追証なし/ネガティブバランスプロテクション)が採用されていまので、入金額以上の損失を被ることはありません。
経済ショックなどで価格が飛ぶと、強制ロスカット水準をすっ飛ばしてに残高が大きくマイナスになってしまうリスクがあります。
0カットが採用されていない業者だとマイナス残高の補填を要求されるので、借金するリスクがありますので注意が必要です。
(国内FX業者は、0カット不採用となります。)
その点、最悪のケースを想定するとiFOREXは安心です。
また、0カットの採用に「利用規約に違反していないこと」などの条件を設ける海外FX業者もありますが、iFOREXはそのような条件も見受けられませんので安心してトレードが可能です。
iFOREXまとめ
一攫千金を狙ったギャンブル要素の高いトレードに適した海外FXと紹介されることが多いです。
それはロスカット水準0%によるところが大きいですが、最大400倍とそこまで高くないレバレッジや+100%入金ボーナスの上限が10万円などの条件を考慮すると、投機的トレードに圧倒的に有利な環境とは言えないのが実情と思います。
ただし、残高が数百万円単位を超えて大きくなるとレバレッジが段階的に下がる業者も多いなか、iFOREXのレバレッジが400倍で固定である点は有利な部分です。
数千万円など、かなり大金を狙ってポジションをホールドし続けたい方にとっては、iFOREXはおすすめできる口座になります。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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