ヒロセ通商 – 評判・レビュー
ヒロセ通商(LION FX)の概要
ヒロセ通商はLION FXのブランド名でFX取引サービスを提供しています。
「取扱通貨ペアが50種類で国内最多」、「スキャルピング可」、「約定スピードが速く、約定率が高い」などの特徴があります。
元カリスマディーラー小林芳彦のマーケット分析でお馴染みのJFXはヒロセ通商の子会社であり、取引ツールなどの仕様は同じで共通している部分も多くあります。
業界最狭水準のスプレッド
■主要通貨スプレッド(2020/1時点)
米ドル円(USDJPY):0.2
ユーロ米ドル(EURUSD):0.4
ユーロ円(EURJPY):0.5
ポンド円(GBPJPY):1.0
豪ドル円(AUDJPY)0.7
NZドル円(NZDJPY)1.0
主要通貨のスプレッドは業界最狭水準となっています。
ただ、国内業者スプレッド競争は激化しており、どの業者の水準も同等程度となっています。
■取引手数料=なし
取扱通貨ペア50種類
ヒロセ通商の取扱通貨ペアは50種類となっており、国内業者ではNo.1の多さです。
他業者ではマイナー通貨はクロス円のみの取扱いとなっているところが多いですが、ヒロセ通商は米ドル/メキシコペソ、米ドル/南アランド、ユーロ/メキシコペソ、ユーロ/南アランドなどクロスドルやクロスユーロの通貨ペアも取引することが可能です。
マイナーな通貨ペアでも取引したい方にとってヒロセ通商はおすすめの業者になります。
高水準のスワップポイント
ヒロセ通商は高金利通貨のスワップが高いことも特徴です。
■南アフリカランド/円(買いスワップ)
100,000通貨あたり1日150円
■メキシコペソ/円(買いスワップ)
100,000通貨あたり1日120円
■トルコリラ/円(買いスワップ)
10,000通貨あたり1日39円
スワップ狙いのトレードでもヒロセ通商はおすすめです。
スキャルピング可
国内業者はスキャルピングを禁止事項にしているところが多いなか、ヒロセ通商はスキャルピングを公認しており、超短期間での売買が可能となっています。
約定スピードが速く、約定率が高い
ヒロセ通商は約定スピード、約定率にこだわっており、最速約定スピードは0.001秒、約定率100%(2019年12月16・17日矢野経済研究所調査調査)となっています。
約定率100%とは約定拒否が一回も起こっていないことを意味します。
また、スリッページの発生状況も積極的に公開しており、約定という部分に関しては自信を持っていることが伺えます。
宣伝用に数値を良く見せようとすることもできますが、実際にぶせな氏などのスキャルピング系有名トレーダーもヒロセ通商をメンイで利用していることから、約定という部分では一定の評価をして良いかと思われます。
最少取引単位1000通貨~
ヒロセ通商の最少取引単位は1,000通貨~可となっています。
一方、DMM FXやGMOクリック証券では10,000通貨からとなっていますので少々ハードルが高いと言えます。
取引ツール
■パソコン
・インストール系
⇒LION FX C2(windows)
⇒LION FX .NET4版(windows)
⇒LION FX (MAC版)
・Web系
⇒LION Web
⇒LION Basic
⇒LIONチャートPlus+ (チャート分析のみ)
■モバイル
⇒LION FX (iOS/Android)
⇒LIONチャートPlus+(モバイル版)
24時間体制の最少取引単位サポート
メールおよび電話で24時間体制のサポートを受けることが可能です。
全額信託保全
ヒロセ通商へ預け入れたトレーダーの証拠金は、三井住友銀行によって信託保全されています。
ヒロセ通商の運営会社が倒産した場合には、トレーダーの資金は全額返済されますので万が一の事を考えると安心です。
(国内FX業者は全額信託保全が義務付けられています)
国内FX業者固有のリスク
■DD方式で不透明さが残る取引環境
国内FX業者の注文決済方式は基本的にDD(ディーリングディスク方式)となります。
DD方式ではトレーダーの注文をマーケットに流さないことがあるため「約定遅延・拒否」「不当なスリッページ」「不当なレートずらし」などを行う動機がある環境となります。全て業者がそうとは言えませんが、実際に事例が多々報告されています。
■追証あり(借金リスクあり)
トレードにおける最大のリスクは残高がマイナスになるような損失を被り、借金を抱えることです。
国内FX業者は法規制によりトレーダーのマイナス残高を補填できません。つまりトレーダーは借金を抱えるリスクがあります。
■25倍のレバレッジ制限
国内FX業者は規制により25倍のレバレッジしか提供できません。レバレッジが高いこと自体が危険と批判されますがそれは間違いで、リスク管理の問題です。柔軟な取引という点ではレバレッジが高い方がドローダウンに耐えることができるので有利と言えます。
■海外FX業者との違い
上に挙げた国内業者と比較して海外業者では以下のようになっています。
- NDD(ノーディーリングディスク)のクリーンな決済環境が主流
- 顧客のマイナス残高を補填する0カット(借金リスクなし)が主流
- レバレッジは最大200倍~1000倍が一般的
- 完全日本語対応/日本人スタッフによる手厚いサポートがある業者が多い
国内業者のスプレッドは狭いですが、DD方式だからこそ実現できるものであり、特にメリットとは言い難いです。
取引プラットフォームやボーナスの面でも総合的には海外業者の方が優れているのが現状です。
ヒロセ通商のまとめ
ヒロセ通商は国内業者のなかではスキャルピングに最も適した業者と言って良いでしょう。
子会社のJFXもスキャルピングに適した業者であり、チャート分析に限りMT4を利用できるというメリットがありますが、JFXは米ドル/円のスプレッドが0.3銭と業界最狭水準とは言えません。スプレッドの面ではヒロセ通商の方が有利にトレードできます。
また取扱通貨ペアが国内業者で最も多く、ボラティリティが比較的高いマイナー通貨ペアで取引したい方にもおすすめです。
スワップも高い水準に設定されているためスワップ狙いのトレードにも向いています。
ただし、既に説明したとおり国内業者固有のデメリットやリスクがある点には注意が必要です。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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