外為オンライン – 評判・レビュー
外為オンラインの概要
外為オンラインの特徴は、ループ系自動注文である「iサイクル2取引」「iサイクル取引」を提供していることです。
自動トレードと言えば聞こえは良いですが、ハイリスクな手法である点には注意が必要です。またバックテスト機能もなくぶっつけ本番トレードになる点にも注意が必要です。
ループ系注文が利用可能な代わりにスプレッドに関しては他社に比べて広くなっています。
ループ系注文「iサイクル2取引」「iサイクル取引」
ループ系注文とは固定の値幅で同じ方向の注文を繰り返すことを言います。
下げ相場では決められた値幅で買い注文を出し、上げ相場では決められた値幅で売り注文を出します。各注文は基本的には損切せずに含み益がでる状態まで反転するのを待ちます。
⇒レンジ相場特化型のループ注文。トレンド追従機能はなし
iサイクル2取引
⇒トレンドに追従しながらトレンドの方向にポジションを取るループ系注文
ループ系注文は相場が上がったり、下がったりする特徴を元に利益を出していきます。
ただし、相場が上がったり下がったりする特徴があるのは紛れもない事実ですが、ループ系注文をほったらかしで勝てるほど甘い世界ではありません。
相場が一方向に大きく動き続けることループ系注文を行っている口座は破綻することになります。ループ系注文は非常にハイリスクな手法であることは理解した上で利用する必要があります。
また、バックテスト機能もなく、過去の相場でどのような成績を出せるかも確認することができない点にも注意が必要です。(バックテストで良い成績が出たからと言って、勝てるというものでもありません。)
ただ、全く利用価値がない訳でもありません。
難易度は高くなりますが、相場の状態を見極めながらループ系注文をON、OFFする技術を身に着ければ継続的に利益が出せる可能性はあります。
全自動でほったらかしで勝てる機能ではないという点は理解しておく必要があります。
スプレッドが広い
米ドル円(USDJPY):1.0銭
ユーロ米ドル(EURUSD):1.0pips
ユーロ円(EURJPY):2.0銭
ポンド円(GBPJPY):3.0銭
豪ドル円(AUDJPY)3.0銭
NZドル円(NZDJPY)6.0銭
国内FX業者のスプレッド標準は米ドル/円0.2銭、ユーロ/米ドル0.5銭が標準となるなかで、外為オンラインのスプレッドは非常に広く設定されています。
通常の裁量取引をするのであれば外為オンラインは優れた環境とは言えません。
あくまで自動売買である「iサイクル取引」を活用した取引で利用すべき業者ということになります。
1000通貨~取引可
外為オンラインの最少取引単位は1000通貨となっています。
ループ系注文はポジションを多く抱えることになりますので、むしろ最少取引単位が10,000通貨では論外です。
取引ツール
国内FX業者では発注用ソフトとチャート分析専用のソフトを複数提供するなど取引ツールの選択が複雑化している傾向があります。
一方、外為オンラインの取引ツールは高機能チャート分析、発注機能がひとつにまとまっています。
肝心の「iサイクル2取引」「iサイクル取引」注文の設定も、ひとつの端末で行うことが可能となっています。
またモバイル向けのアプリも提供されています。
サポート・問い合わせ
電話で平日午前9時~午後5時の間でサポートを受けることが可能です。
またメールでの問い合わせも可能となっています。
全額信託保全
外為オンラインへ預け入れたトレーダーの証拠金は、三井住友銀行、みずほ信託銀行によって信託保全されています。
可能性は低いですがFXプライムの運営会社が倒産した場合には、トレーダーの資金は全額返済されますので万が一の事を考えると安心です。
(国内FX業者は全額信託保全が義務付けられています)
国内FX業者固有のリスク
■DD方式で不透明さが残る取引環境
国内FX業者の注文決済方式は基本的にDD(ディーリングディスク方式)となります。
DD方式ではトレーダーの注文をマーケットに流さないことがあるため「約定遅延・拒否」「不当なスリッページ」「不当なレートずらし」などを行う動機がある環境となります。全て業者がそうとは言えませんが、実際に事例が多々報告されています。
■追証あり(借金リスクあり)
トレードにおける最大のリスクは残高がマイナスになるような損失を被り、借金を抱えることです。
国内FX業者は法規制によりトレーダーのマイナス残高を補填できません。つまりトレーダーは借金を抱えるリスクがあります。
■25倍のレバレッジ制限
国内FX業者は規制により25倍のレバレッジしか提供できません。レバレッジが高いこと自体が危険と批判されますがそれは間違いで、リスク管理の問題です。柔軟な取引という点ではレバレッジが高い方がドローダウンに耐えることができるので有利と言えます。
■海外FX業者との違い
上に挙げた国内業者と比較して海外業者では以下のようになっています。
- NDD(ノーディーリングディスク)のクリーンな決済環境が主流
- 顧客のマイナス残高を補填する0カット(借金リスクなし)が主流
- レバレッジは最大200倍~1000倍が一般的
- 完全日本語対応/日本人スタッフによる手厚いサポートがある業者が多い
国内業者のスプレッドは狭いですが、DD方式だからこそ実現できるものであり、特にメリットとは言い難いです。
取引プラットフォームやボーナスの面でも総合的には海外業者の方が優れているのが現状です。
外為オンラインのまとめ
ループ系注文を自分で設定して自動で取引できるのが最大の特徴です。
ただし、ほったらかしで勝てる類のものではなく、相場の状況に合わせた設定や稼働・稼働停止が必要になってきます。決して容易なものではない点には理解しておく必要があります。
なお、通常の裁量取引をするにはスプレッドが広すぎるのでおすすめできません。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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