FOREX GUMP EAの評価~詐欺EAか?~
FOREX GUMP EAとは
FOREX GUMP EAは2018年中頃より販売が開始された新鋭のExpertAdviserです。
私の個人的な意見としては、このEAは購入しない方がいいと思います。
価格 | 199 ~ 399USD |
販売ページ | http://fxea.jp/ea/forex-gump-ea-review/ |
USD口座の最低入金額が4000USDという部分もこのEAの悪い部分です。
得体のしれないハイリスクなEAに4000USDもつっこむの?と聞かれるとかなり疑問です。
FOREX GUMP EAのライブパフォーマンス
このEAのリアル口座での運用結果はFX Blueに公開されています。
結果の公開はmyfxbookの方がスタンダードであり、なぜFX Blueに結果を公開しているのかは疑問が残ります。
しかしながら、このEAのFX Blueでの公開結果は非常に優れています。
2018年9月ごろから稼働しはじめ、月利約20%を達成しています。
公式サイトの公開結果については、有効証拠金の推移と残高にもそこまで大きな乖離はありません。
この一年間の公式サイトに公開された運用成績は非常に優れたものであると言って良いでしょう。
しかし、公式サイトの結果だけを信じて、FOREX GUMP EAを購入するのは非常に危険です。
FOREX GUMP EAの危険性
EAの購入者が開発者と同じ結果を得ることができるとは限りません。
下の画像はEAの購入者であり、広告者がFOREX GUMP EAを利用した結果です。
このEAにはリスクの度合いに応じてHigh、Mid、Lowの3段階の設定をすることが可能です。
■High Risk 設定
■Mid Risk 設定
■Low Risk 設定
High Risk 設定は一度大きなドローダウンが発生していますが、Mid Risk設定とLow Risk設定は安定して稼働しているように見えます。
しかし、このような綺麗な右肩上がりのグラフを見ただけで本当に利益が出ていると勘違いするのは危険です。
なぜなら、このグラフには有効証拠金の推移が表示されていないからです。
基本中の基本ですが、初心者中の初心者のためにあえて説明しておきます。
保有ポジションが大きな損失を抱えていたとしても、決済しなければ残高には反映されません。
極端な言い方をすると損失ポジションはクローズせず、勝ちポジションだけクローズしていれば、残高は右肩上がりのグラフになるのです。
しかし、保有ポジションが損失を抱えすぎて、証拠金維持率がストップアウトレベルに達するとポジションは順次強制決済され、損失が確定していくことになります。
つまり何が言いたいかというと、「有効証拠金の推移も見て判断しないと危険である」ということです。
アフィリエイターが公開したFOREX GUMP EAの有効証拠金の推移は全く優れていません。
下の図の赤い線がエクイティの増減を示しています。
■High Risk 設定
■Mid Risk 設定
■Low Risk 設定
有効証拠金には触れず、残高の推移だけを表示して「ドローダウンが発生していない」と宣伝している広告者が散見されます。
捉え方によっては嘘ではありませんが、詐欺まがいの宣伝と言えます。
彼らはコメディアンです。言葉を妄信しないようにしてください。
FOREX GUMP EAの評判
FOREX GUMP EAの口コミはネット上にはほとんどありません。
ただし、数少ないながらも「口座が破綻した」、「時間の無駄」などの口コミがあります。
私が確認した限り、良い口コミは0に等しいです。
これらの口コミや広告者の実際の運用結果を見ていても、良い結果が出るとは思えません。
結論
総合的に考えてこのEAの購入は見送った方がいいでしょう。
広告者はこのEAを売ろうとして高い評価をしていることがありますが、信じてはいけません。
これはどうでもいい話ですが、私はFOREX GUMP EAの公式ページの男性のパソコンには建築物件の間取りが表示されています。
彼らは建築家なのでしょうか、物件の仲介業者なのでしょうか、コメディアンなのでしょうか。
リスクの高いEAを販売する人には、細かい部分にも気を配ってほしいものです。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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