EA_final_max_w_mix – 評判・レビュー
- トレンドフォローの押し目買いエントリー
- ロスカット幅広めだが高い勝率でカバー
- スキャルピング系
EA_final_max_1pair_EDの基本情報
価格 | ¥16,200(税込) |
時間足 | M15 |
通貨ペア | EUR/USD |
取引スタイル | スキャルピング |
開発者 | ねこ博士 |
同開発者の他のEAレビュー | Pips_miner_EA Morning_M15_USDJPY 粉雪 |
販売サイト | GOGOJUN |
端末 | MT4 |
開発者のねこ博士はGOGOJUNのEAでは有名な存在であり、多数の人気EAを販売しています。
収益性・ドローダウンの評価
■2020/3/6時点
日付 | 金額 | |
運用開始 | 2019/5/2 | 初期残高:¥1,000,000 |
残高 | 2020/3/6 | 現在残高:¥1,049,378 |
期間 | 10ヶ月 | |
合計収益 | +¥49,378 | |
合計収益率 | +4.9% | |
月間利率(複利) | +0.5% | |
最大ドローダウン | 1.7% | |
勝率 | 88.2% | |
総取引数 | 85回 |
※初期残高100万円、固定0.1ロット運用における最大ドローダウン値は17,103円であり、初期残高に対するドローダウン値は5.2%となります。
フォワードテスト開始から、まだ1年を経過していまえんが、現時点ではトータルで利益が出ています。
平均月利は1%未満と低い値となっていますが、最大ドローダウンも2%未満と低い値となっていますので、今後もフォワードテストやバックテストの結果に応じてロットサイズを上げるという判断もありかと思います。
取引分析-エントリー
EA_final_max_w_mixの特徴を一言で表すと「トレンドフォロー型スキャルピングEA」となります。
中長期トレンドの方向にのみ、エントリーしていきます。
以下のMT4取引チャートでは、トレンドの方向にポジションをオープンしていることがお分かりいただけるかと思います。
■EURUSD 4時間足 白=BUY 赤=SELL
またトレンドの押し目でエントリーしていきます。エントリーロジックとしては王道の手法と言って良いでしょう。
■EURUSD 30分足 白=BUY 赤=SELL
取引分析-エクジット
利益確定に関しては、ほとんどが10pipsの固定値で入るようになっています。
一方でロスカットに関しては、最大ストップロス90pipsが設定されていますが、内部ロジックによる場合が多く、バラつきがあります。ただ、利益確定値である10pipsよりはロスカット幅の方が相当大きくなる点については認識が必要です。
以下のMT4取引履歴チャートでは、売りエントリーの後、価格が40pipsほど上昇しましたがポジションをホールドし、最終的には10pipsの勝ちでトレードが終了しています。
■EURUSD 30分足 白=BUY 赤=SELL
このように、ある程度の含み損は許容しつつ、最終的には勝ちトレードに持ち込むというのが、EA_final_max_w_mixの特徴となります。
しかしながら、価格が逆行を続けた場合には1回のトレードで最大で90pipsの損失が発生します。内部ロジックにより決済されますので、今のところは大きくても50~60pipsの損失になっていますが、積み重ねた勝ちトレードの利益を1回の損失で溶かすという現象が起こるのは事実です。
ただ、これは悪いことではなく、高い勝率でカバーし、長期的にはトータルで利益を出すタイプのEAと捉えるべきです。実際にEA_final_max_w_mixの勝率はバックテスト・フォワードテストともに90%近い値になっています。
一度の負けの大きさでEAの良し悪しが決まる訳ではなく、長期的な視点で見る必要があります。
フォワードテスト環境
MultiLogicShot_EAのフォワードテスト環境は「OANDA JAPANデモ口座」となります。
デモ口座とリアル口座は取引環境が異なります。値動き自体は同じに見えてもスリッページなど約定に関する環境は異なるので、同じEAをデモ口座とリアル口座で同時に動かしても得られる結果が異なります。
EA_final_max_w_mixに関しては利益確定の値幅が10pipsとなっており、比較的狭い値幅で決済されますので、デモ口座でのフォワードテストとリアル口座での結果が乖離する可能性がある点については認識が必要です。
バックテストの結果
稼働期間 | 2005/1/11~ | 2019/12/9 |
178ヶ月 | ||
初期証拠金 | 10,000 | |
最終残高 | 25,285 | |
合計収益 | 15,285 | |
合計収益率 | 252.9% | |
平均月利(複利) | 0.5% | |
最大ドローダウン | 4.3% | |
プロフィットファクタ | 2.03 | |
勝率 | 92.2% | |
総取引数 | 3304回 |
したがってバックテストの結果のみを妄信して、リアル口座で稼働させるのは危険です。
EA_final_max_w_mixの場合はバックテストとフォワードテストの結果にあまり差がないので、バックテストの結果もある程度は参考にして良いかと思います。
長期間のバックテストで最大ドローダウンは4%程度となっていますので、ロットサイズを5倍程度上げてトレードするという判断もありかと思われます。
バックテストでは、残高10000USD(約100万円)につき、0.1ロットの固定運用となってますので、0.5ロット程度までならロットサイズを上げるという判断もありかもしれません。
(ロットサイズを上げると利益率も向上しますが、リスクも上がります。)
EA_final_max_1pair_EDまとめ
トレンドフォローの押し目買いという王道の取引ロジックが採用されたEAです。
価格がエントリーの方向と逆行してもポジションをホールドしますので、利益確定幅の数倍のロスカットが発生しますが、高い勝率でカバーしていきます。
利益率は低くなっていますが、今のところ想定ドローダウンは低いので、ロットサイズを上げてトレードするのもありかもしれません。(フォワードテスト期間が比較的短いので断定的なことは言えません)
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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