BigBoss(ビックボス) – 説明とレビュー
BigBossは2013年に設立された海外FXブローカーです。
2016年より日本向けのプロモーションを開始したようで、日本で一定のユーザーを獲得しているブローカーになります。
BigBossは日本語のサポートは充実していますが、コレと言った決め手に欠き、他の競合ブローカーに対して現状では優位性があるとは言い難いのが現状だと思います。
少々高めな取引コスト
BigBossでは「スタンダード口座」と「プロスプレッド口座」の2種類の口座が準備されています。
■スタンダード口座
スプレッド 最少1.2~1.4pips程度
手数料 なし
レバレッジ 555倍
スプレッド 最少0.2~0.3pips程度
手数料 片道4.5USD(往復9USD)
最大レバレッジ 555倍
取引コストが低い方のプロスプレッド口座ですが、取引コストが最少のUSDJPYのペアでもスプレッドは0.2~0.3程度とそこまで狭い訳ではありません。
また、BigBossの1lotあたりの取引料は9USDと割高になっております。
低取引コストのブローカーと比較すると以下のようになります。
単純に取引コストを他ブローカーと比較した場合、BigBossに特に優位性はないと言えますが、後述するボーナスプログラムを加味するとBigBossを利用するメリットがあると感じる人もいるかもしれません。
魅力的?なボーナスプログラム
ロイヤルティプログラム
BigBossでは1lotの取引ごとに4USDのクレジットボーナスが発生する仕組みになっています。XMのXMPプログラムと似通ったロイヤルティプログラムです。
ボーナスは毎週月曜日にトレードに関してのみ口座残高と同様に機能する金額として反映されます。
しかしながら、このクレジットボーナスは以下の特徴があり、実際の残高とは大きく性質が異なる点には注意が必要です。
- クレジットボーナスは出金不可
- 出金と同時に全てのボーナスが消失
- 資金を別口座に移管した場合は全てのボーナスが消失
ボーナスプログラムを加味すれば1lotの往復取引手数料9USDを5USDに圧縮できると同等に捉えれば、取引コストの低い他ブローカーと比較しても遜色ない数値になります。
しかし、あくまで遜色ない数値になるだけで優位性が生まれる訳ではありません。
また、ボーナス自体が出金できないことや、出金と同時にボーナスが消滅することなどを加味すると大きなメリットとは言い難いのが現状です。
最大2倍!期間限定入金ボーナス
BigBossはクリスマスの時期などに期間限定で100%入金ボーナスを実施することがあります。
5000USD(50万円相当)を上限に最大で入金額が+100%(2倍)になります。
これは非常に条件が良いプログラムになりますので、利用しておいて損はないでしょう。
ただし、ボーナス自体を出金できない、出金と同時にボーナス消失などの条件があるので、こちらも注意が必要です。
ちなみにBigBossは期間限定ですが、XM(エックスエム)は常時、入金+100%ボーナスを実施しており、さらに口座開設3000円などの特定もあります。
少々厳しい取引条件
BigBossでは以下の取引が不正とみなされると公式ページに記載されています。
- 2つの口座で両建取引を行った場合
- 指標発表時などの、市場の変動性が高い時間帯を狙ったお取引
- 当社の判断により公平性の欠けるお取引をされた場合
上記に該当する取引を行った場合には以下の制裁が加えられると記載されています。
- 口座凍結
- 取引停止
- 取引取消
- 0カット(追証なし)は対象外
指標発表時の市場の変動性(ボラティリティ)が高い相場を狙って一気に大きな利益を狙うトレードスタイルも人気がありますが、このような取引はBigBossでは行わない方が無難です。
違反した場合は口座凍結で残高を出金できずに、ブローカーに残高を持っていかれるリスクを秘めていると言えます。
海外FX業者を利用する大きなメリットである、0カット(追証なし)が適用されないリスクがあるというのも怖さがあります。
BigBossに不当な理由で口座を凍結されたなどの噂は聞かないので、故意にトレーダーからお金を巻き上げようとしている訳ではなく、BigBoss側のリスクヘッジとしてこのような記載しているものと思われますが、BigBossの判断次第で口座凍結、追証なしという記載の仕方は他の海外FX業者と比較しても厳しい印象を受けます。
充実の日本語サポート
日本語サポートは充実しており、丁寧さやレスポンスの速さには定評があります。
まとめ
BigBossは取引コストもそこまで優れている訳ではなく、指標トレード禁止、違反すれば0カット(追証なし)の適用なしなど条件が厳しい部分があります。
特にボラティリティが高い相場で大金を願う指標トレードは人気のトレードスタイルでもありますが、BigBossで繰り返し行うのは口座凍結の恐れがあり危険です。
BigBossのメリットは、入金+100%ボーナスプログラムにあります。上限5000USDまでボーナスを取得することができます。(ボーナス自体は出金不可・出金と同時に消失)
ただBigBossでは、クリスマスなどの期間限定になりますがタイミング合わないと利用できません。
お得なボーナスを最大限活用するには、常に入金+100%ボーナスをや口座開設3000円を実施しているXM(エックスエム)を利用しつつ、BigBossのボーナス期間を待つのが良いと思われます。
スプレッド&取引手数料で損しない。一番お得な取引環境とは
裁量トレードにしろ、EAを利用した自動売買にしろ、取引回数が多くなるほどスプレッドや取引手数料がトレード損益に与える影響は大きくなります。特にEAを用いた自動売買では取引回数は多くなる傾向にありますので、可能な限りスプレッドが狭く、取引手数料が低い環境でトレードすることが非常に大切です。
塵も積もれば山となりますので、時間が経つと大きな差になります。
最も低コストな取引環境について以下のページで検証していますので、参考にしてみてください。
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